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丹下健三の自邸

  • sumaiinterior
  • 2014年4月2日
  • 読了時間: 2分

丹下健三は、日本の現代建築の巨匠である。彼は、自宅の設計を自分の作品に入れるのを好んでいなようなことを本に書かれていたような気がしますが、1972年の雑誌「建築」を参考にして紹介したいと思います。

彼の自邸は、広島にある現「広島平和記念資料館本館」竣工の翌年に竣工してる。雑誌「建築」によれば、彼の住宅についてのコンセプトが載っていて、初めに、「ピロッティについて」では、「聞かれるといろいろな答え方をするが、開放的な庭と、ピロッティにのったプライバシーのある住宅」が欲しかったと書かれている。それでもコルヴュジェの「近代建築の5の要点」にそって、「建物は大地から解放されている。」ように思える。

次に、「コアーについて」は、「このコアーは大変に稚拙なコアーである。…その周囲の空間に無限定性をが欲しかった…。」と、コアーにこだわった理由を述べており、階段の位置が最適ではなかったが、「それでも階段の位置はここで良かった。」と満足はしているようである。

さらに、「床の畳」へのこだわりについては、「椅子や家具によって空間の使用が限定されることを恐れた。」からであるが、椅子も使用できるように二畳ほどの板敷きを設けてある。

そして、「畳や障子、襖が使われているのは、モジュールの考え方から来ている、在来のモジュールは、活動的な空間のものとしては、小さすぎるように思われる。2尺、4尺、6尺、8尺がそれぞれの内法寸法…。」と言い、「空間の重心は、畳の上に座ったときの目の高さにあった。」と欄間が低い位置にあることの説明をしている。天井と欄間の間には、ガラスが入っていて、「天井と床の明るさの均衡は、そのようなところからを決めた。」と述べている。

外観は、高床式の純和風建築のようであり、どこかに「広島平和記念資料館本館」のイメージがある。

ほとんど住宅建築を造らない、日本の現代建築界の巨匠の自宅の初期の住宅作品です。

 
 
 

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