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東孝光の自宅

  • sumaiinterior
  • 2014年3月28日
  • 読了時間: 2分

今回は、住宅建築の第一人者でもある東孝光の自宅の紹介をいたします。

1966年に建築された家であり、1964年に東京オリンピックに開催し、次の年より、”いざなぎ景気”に突入した年でもある。オリンピック景気の後であるが、高度成長期の始まりでもあり、都心に家を建てるのは難しかったのではないかと思います。

そんな時代背景の中、彼は、都心のわずか6坪弱の敷地に、地上5階建て、地下1階を塔上に積み立てた「狭小住宅」である。この家は、玄関の扉を除けば、間仕切りも扉も無く、吹き抜けを設けて、狭さを感じさせない空間設計をしている。

彼は、「都市の真只中に住みたいと言う私の姿勢が、この住まいの空間の量と質を決定した」と言っている。ここに、この「狭小住宅」の本質があるように思える。

限られた敷地条件、建築基準法の法的規制、限られた予算等で、必然的に見出される最高の解ではないだろう。

40年たってもまだ存在し、使用されていることに驚きを感じる。

ただ残念なの時代とは言え、打ち放し建築としては稚拙すぎる施工技術に納得させられた設計者=クライアントの心情を察して余りある。

それを抜きにすれば、多くの建築・建築家に影響を与えた最高の住宅と言えるし、彼の代表作品の一つとも言える。

この家は、施主=クライアントだから成り立っているのかもしれない。

 
 
 

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